読んで下さりありがとうございます。
コロナが流行り始めてから、喘息の方が咳込むだけでひどい言葉をかけられたり白い目で見られるということから、喘息マークをたくさんの方に知ってもらいたくて、喘息マークについてご紹介した記事を書きました。
それを調べているうちに他にも目に見えない障がいを伝えるマークがたくさんあることを知りました。
私自身も、調べて初めて知った障がい・マークもあり、それからパート先に来るお客さんのカバンについているマークが目に留まるようになったので、知っているだけで思いやりを持つことができるなと感じたので記事にしました。
それが約1年前のこと。
そして最近、小4の息子がSDGsについて勉強したようで、障がいに関するマークについて絵柄と意味を解説してくれたのが、以下でご紹介しているマークが多かったこともあり、やはりマークについて知っている(なんなら見たことあるくらい)でも、相手の方に対する思いやりを持てるのではないかと思います。
なので、改めてご紹介したマークを見てもらったり、関心を持っていただけたらと思います。
エスカレーター利用のキーホルダー

近年、注目されているエスカレーターのマナー。
急ぐ方は階段を使って、エスカレーターは歩かないで利用するというものです。
エスカレーターの利用マナー聞いたことはあるけど、急いでいるとつい・・・ということありませんか?
たとえバランスを崩したとしても、しっかりつかまって踏ん張って倒れないようにできるなら大丈夫かもしれません。
それが急停止した時にもできるでしょうか。
また、乗っている人みんなが健常者とは限りません。
というのも、私の父は右半身麻痺なので、エスカレーターは左側に立たないとつかまれませんし、歩いて上ることもできません。
逆に左側麻痺の方は右側に立たないとつかまれないのすが、関東では右側を空けてそこを歩いて上る人が多い。
エスカレーターに乗るのも大変だと思うんですけど、横を通り抜けられるのはもっと怖いはずなんです。
万が一ぶつかって転倒してしまったら?
恐らく片手でつかまったとしても、足で踏ん張ることができないので、転落してしまうかもしれません。
実際、うちの父は一度家の中で転倒してしまったことが有ったのですが、自力ではもちろん立ち上がれないし、身体が大きくて女手では持ち上がらず(しかも無理やり動かすととても痛いようです💦)弟が必死で起こしたことが有りました。
なので転倒させないことだけは家族も凄く気を遣うようになりました。
そんな背景もあり、この記事を読んだ方にはぜひ急いで上りたい方は階段利用を守っていただきたいです。
できれば、ご家族など周りの方にも知らせてただきたい。
父が半身麻痺にならなければ多分理解できなかったことだと思うので、この話を聞いて少しでも多くの人に知っていただきたいというのが切なる願いです。
聴覚過敏保護用シンボルマーク

こちらは大きな音が苦手でイヤーマフをつけている方用のマーク。
イヤーマフだとヘッドホンと間違えられることがあるので、マークを付けておくことで誤解されないですよね。
息子の同級生にも聴覚過敏の子がいるので、発表会ではイヤーマフをつけて参加しています。
こちらのデザインは「株式会社石井マーク」さんという会社がデザインを無償公開しています。
このデザインから派生して、キーホルダーなどのアイテムも販売されているそうです。
色々な商品があるので、気になる方は調べてみるか、自作してみても〇
アトピーや花粉症マーク
冒頭でご紹介した喘息マークの生みの親、Nagaさんは他にも「アトピー」や「花粉症」などの缶バッヂも作成されています。


こちらはお子様や女性向けの可愛いイラストもあれば、男性向けのシンプルなイラストもあります。
他のサイトでもちらほら見かけるようになってきたので、気になる方は調べてみてください。
障がい・病気に関するマーク、何個知ってる?
実は障がいや、見た目にはわからない病気を表すマークはたくさんあります。
街中でよく見るけどマークの意味が分からない。
そんなマークもあるんじゃないでしょうか??
そこでぜひ知っていただきたい、シンボルマークをいくつかご紹介したいと思います。
ヘルプマーク

見かけたことがあるかたもいるでしょうか?
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。 東京都福祉保健局
本人または代理人の申告で一人一個、配布してもらえます。
私の自治体では鉄道の駅で配布しています。
お住いの自治体のホームページで確認してみてください。
※無償で配布されているので、悪質な転売商品を買わないようにしてください!
私の父も半身まひになってから駅で交付してもらい、何度か助けて貰っていると聞いています。
マークの裏側はメモのようになっていて、病名や困ったときにどうしたらいいかなどが書かれています。
聴覚のマーク

全日本ろうあ連盟のシンボルマーク、聴覚障害をあらわすマークです。
このマークを見かけた場合には、ゆっくり話したり、手話や筆談をするなどの配慮をお願いします。

聞こえが不自由なことを表す、国内で使用されているマークです。
聴覚障害者は見た目には分からないために、誤解されたり不利益をこうむったり社会生活上で不安が少なくありません。
このマークを提示された場合は、相手が「聞こえない」ことを理解し、コミュニケーションの方法などについて配慮をお願いします。
下の耳マークは様々なグッズが販売されており、上のリンクの「全難聴」のサイトで購入できます。
※現在、コロナ対策のためグッズ販売は一時中止となっています!

聴覚障害を示す世界共通のマークです。
聴覚障害者が通訳などサービスを受けられる場所などで使われます。
(関係機関:世界ろう連盟)
こちらはあまり見かけませんが、世界共通のマークです。
耳の形で、なんとなく伝わるでしょうか。
障害者のための国際シンボルマーク

障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通のシンボルマークです。
マークの使用については国際リハビリテーション協会の「使用指針」により定められています。
駐車場などでこのマークを見かけた場合には、障害者の利用への配慮について、ご理解・ご協力をお願いします。
※このマークはすべての障害者を対象にとしたものです。特に車いすを利用する障害者を限定し、使用されるものではありません。
よく見かけるマークですが、車いすに限らず障害を持っている方へのマークだそうです。
私も初めて知りました💦
盲人のための国際シンボルマーク

1984年に、世界盲人連合会で制定された、盲人のための世界共通のマークです。
視覚障害者の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などに付けられています。
信号機や国際点字郵便物、書籍などで身近に見かけるマークです。
このマークをみかけた場合には、視覚障害者の利用への配慮について、ご理解・ご協力をお願いいたします。
イラストでわかりますが、目の不自由な方への世界共通のマークです。
あまり普及されておらず、拡散されることに賛否両論ありますが、聴覚障害の方が白杖を上に掲げているのはSOSのサインです。
見かけた際は声をかけてあげてください💦
ハート・プラスマーク

「身体内部に障害がある人」を表しています。
身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、免疫機能)に障害がある方は外見からは分かりにくいため、様々な誤解を受けることがあります。
このマークを着用されている方を見かけた場合には、内部障害への配慮について、ご理解・ご協力をお願いします。
ヘルプマーク同様、見た目にはわからない障がいを持っている方が身に着けるマークです。
マークはhttps://www.normanet.ne.jp/~h-plus/DL.htmlからダウンロードして自作するか、住所と返信用封筒を協会に送ると、郵送してもらえるそうです。
オストメイトマーク

人工肛門・人工膀胱を増設している人(オストメイト)のための設備があることを表しています。
オストメイト対応のトイレの入口・案内誘導プレートに表示されています。
このマークを見かけた場合には、そのトイレがオストメイトに配慮されたトイレであることをご理解いただき、使用についての配慮をお願いします。
お手洗いでよく見かけるマークですね。
今は多機能トイレに備え付けられていることも多いと思います。
必要とされている方のためにも、多機能トイレはなるべく使わないようにしています。
マタニティマーク

こちらはだいぶ知名度も上がっているでしょうか。
特に妊娠初期はつわりや妊娠による急激な体調の変化で辛いのに、体型的にわかりづらいですよね。
運転時のマーク

聴覚障害であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークです。
マークの表示は義務です。
危険防止のやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
こちらは聴覚障害があっても免許を交付されて運転する方が掲示するマークです。

肢体が不自由であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示されているマークです。
マークの表示については努力義務となっています。
危険防止のためのやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
自動車の運転者が表示する標識(マーク)について 警視庁
他にご存知の方も多い初心者マーク、高齢者マークもありますが省略します💦
マークを掲示している車には幅寄せや割り込みなどのあおる行為は禁止です。
というか、どんな車にも煽り運転は絶対ダメ!!
まずはマークの意味を知ってほしい
ご紹介した以外にも、障がいを伝えるマークはあると思います。
世の中には目に見える障がい、目に見えない障がいどちらも抱えている人がいます。
マークを見かけたら、気にかけて欲しい。
勇気があるなら、一言声をかけてほしい。
その一言で安心できる人もたくさんいます。
だから、まずはマークの意味を知ってほしいと思います。
「へぇ、しらなかった」と思ったマークがあればぜひご家族やご友人にも広めて頂いて、体調に不安がある方も安心して出かけられる社会を作りたいですね!
このようなマークって、どんどん増えているように感じますがあまりアピールされていませんよね。学校などで教えてもいいんじゃないのでしょうか。
421miyakoさん、いつもありがとうございます。
本当に、マークが必要な当事者しか知らないのは良くないですよね!
学校で教えて貰うのが一番いいかもしれませんね!